ちょいかけ漢方「七味唐辛子」 ~鍼灸師 大沼
シーバイカリスタ の大沼です。
漢方というと、「身体に優しいけど、ちょっとお高いんでしょ〜?」とか、「毎日飲まなきゃ効果ないんでしょ〜?」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、私達の身近にも漢方と呼ばれるものがあります。
それが【七味唐辛子】。
どういった効果があるかというと、
①唐辛子
・カプサイシンは食欲増進、発汗作用、中性脂肪低下の効果。
②山椒
・整腸、解毒作用、鎮痛鎮痙攣
③白薑(生姜)
・冷え性改善、鎮痛、鎮咳、解熱作用。
※風邪薬にも使われている。
④紫蘇
・カロテン、ビタミンB、カルシウム、カリウム、殺菌、防腐作用。
⑤陳皮
・フラボノイド、ペクチンが豊富。
※漢方薬では利尿剤、咳止めとして使用されている
⑥ゴマ
・ビタミンE、セサミンは抗酸化作用があり、老化防止、動脈硬化を防ぐ。
⑦麻種
・タンパク質、脂質、亜鉛が豊富。成長障害、皮膚炎予防に期待。
※この原材料は、善光寺にある八幡屋礒五郎のものですが、お店によって使っている種類や配合が違います。
健康で過ごせるようにお参りした帰りに薬効成分のある手土産としたり、お寺の門前に七味唐辛子のお店ができた起こり。 道中の常備薬ともされます。
風邪に効くものも多く、これからの冬の時季に風邪予防や回復力を上げていく、医食同源のちょい足し漢方として最適です。